デザイン依頼のコツ

【図解】AI、PSD、PDF、JPG、PNG ……納品ファイル形式はどれを選ぶべき?

こんにちは、久瀬です。

「デザイナーさんに納品ファイルは何がいいか聞かれたけど、なんて答えたらいいの?」

今日はそんな疑問にお答えします。

結論

結論からいうと、ロゴ、チラシ、名刺などデザイン系ならAI、PDFがおすすめ。

写真、イラスト、図など画像ならPSD、JPGがおすすめです!

イラストレーター(AI)形式の特徴

イラストレーター形式の特徴は、どれだけ拡大してもずーっと綺麗なことです。

綺麗な秘密は、デザイン自体が数式で保存されているから。

次のフォトショップとは、根本的なデータの作りが違うんですよ。

デメリットは見たり編集するにはAdobe Illustratorが必要なこと。

Adobe Illustratorは月額3000円程度の有料ソフトです。

一度だけ開きたい!という場合は、7日間無料体験で乗り切ることもできます。

フォトショップ(PSD)形式の特徴

フォトショップ形式は画像データです。

ドットの集合体で写真やイラストを表しています。

ドットなので、拡大すると画質が落ちてしまうのがデメリット。

印刷用の写真・イラストのデータを受け取るのに適しています。

イラストレーターとセットで使われることも多いですね。

こちらもAdobe photoshop(有料ソフト)で作られます。

フォトプランなら月額1000円程度と安いですね。

すこし見たい、編集だけの場合はフリーソフトのGIMPが使えますよ。

PDF(ピーディーエフ)形式の特徴

デザイン迷ったらおすすめなのがPDF形式です。

イラストレーターの数式データも保存でき、画像も埋め込めます。

データが崩れにくいので、PDF形式で入稿をすすめる印刷所も増えましたね。

デメリットは編集しにくい場合があることです。

拡大しても綺麗なイラストレーター(数式データ)だと思って開いたら、画像が貼ってあっただけ。

いざ使おうとしたら使えなかった……なんて事故が稀にあります。

プロのデザイナーさんでしたらデータ作りは理解しているので問題ありません。

玉石混合のココナラ、クラウドワークス、ランサーズは注意が必要です。

大きくして使う可能性があるロゴをPDF納品される場合は、イラストレーターで作ったデータか確認しましょう。

JPEG(ジェイペグ)形式の特徴

JPEG形式は軽い画像データです。

フォトショップ形式と同じく、色数がたくさん扱えます。

風景の写真や書き込まれたキャラクターイラストなどに最適です。

デメリットは拡大すると画質が落ちること。

このデメリットは画像データの宿命ですね。

データサイズが小さいので、さっと確認できる様にAI+JPEGでお渡しすることも多いです。

PNG(ピーエヌジー/ピング)形式の特徴

JPEGの色数が少ない版、これがPNGです。

色数が少ない分、JPEGより軽くできます

数色で作られたロゴや、シンプルな図の保存に使っています。

また背景を透明にできるのがポイント。

これはJPEGにはない特徴ですね。

とはいえJPEGとPNGは「使い分けられたら良いかも」ぐらいの違いです。

基本は軽い画像=JPEGで大丈夫です。

AI、PSD、PDF、JPG、PNGファイル形式の比較図

まとめるとこう!

入稿用のデザインはAI。

入稿用の写真はPSD。

さっと見る様にJPEG。

欲しいデザインに合ったデータを納品してもらいましょう!

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